◎トイレトレーニング雑感(3)ーーーその後、半年が過ぎて。

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(写真はトイレトレーニングが終わったころの、おみせやさんごっこ。)

 

※過去の投稿を再掲して欲しい、という声をいくつかもらったので、ブログに転載してみます。

◎トイレトレーニング雑感(1)ーーー 「コソダテ」と「目標」の話。 - 未来を編む。blog

 

◎トイレトレーニング雑感(2)ーーー実践編。個別ケース事例と、ラップアップ的な考察メモ。 - 未来を編む。blog

 

ーーー 2015年3月の投稿を再掲 ーーー

 

3才10ヶ月時点の備忘録を兼ねて、前回投稿で【まだ出来ないこと】として列挙した内容の経過メモなど。
※ブログ再掲にあたって、4才10ヶ月時点の変化を追記しました。

 

【(2014年8月@3才4ヶ月時点の)まだ出来ないこと】ーーーーーーーー
1)終日、親からの声掛け無しで勝手に自己完結する状態になるのが本当のゴールかな?

→その後(3才10ヶ月時点):
・声掛けなしでも自分から行くようになっているが、まだ「勝手に自己完結してくれる状態」ではない
・下記2,3とも関連するが、娘氏が在宅中はトイレのドアを開けっ放しにしてあり、トイレの電気は自分でつけるブームなので「おしっこー!」と宣言してから、自分で移動して、諸々済ませ、服を着て、流して、リビングに戻ってくる、という確率はかなりあがった。
・ただし、たまに拭かずに済ませていることもあるっぽい、たまに流してないっぽい、手を洗ってないことが多いような気がする。
・「一緒に来て!」というリクエストはあまりなくなった。以前は、廊下とトイレが暗いことを理由としたリクエストだったっぽいので、廊下の電気をつけっぱなしにしてみたのだが、その後、自己完結率があがったような気がする。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・一年前から、親が新たに心掛けたことは特に無く、本人が成長にともなって自然と習得していった感じ。
・99%勝手に自己完結状態。少なくとも、親からの声掛け無しに、自分の身体感覚にほぼ100%対応できる。
・一部、旅先での長時間移動の前などは、親から事情を話して声掛けをし、本人に身体感覚がなくても一応トイレに行っておく、という習慣を刷り込み中。事情は理解できる(将来のリスクを想像できて、リスクに応じて、現在のベターな行動を判断できる)らしく、トイレには行ってくれるし、だいたい出るので助かる。
・3才10ヶ月時点からの変化としては、拭く(うんち含む)、流す、手を洗う、電気を消す、扉を閉める、という流れは、親に言われなくても必ずできる。ただ、手を洗うといっても、ちょこっと濡らしている程度にみえるが、まあ「習慣化させて、やらないと気持ち悪い状態」に持っていくことを優先して、あまり細かいことは指摘しないようにしている。
・「一緒に来て!」というリクエストは継続中で、それが−1%。暗いところに1人でいくのがいや、という感じ。手が離せないときは「すぐに追いかけるからさきに行っててー」という声掛けをすることもあるが、その場合も、トイレに間に合わなくなるまで親を待つことはせず、用を足すことを優先できる。

 

2)トイレの電気をつける、という工程への興味が薄れて、自分でやらなくなった(停滞期)

→その後(3才10ヶ月時点):
・本人と「トイレの電気スイッチの下に台を再設置するかどうか」を相談する機会があり、「置く」と言うので設置したところ、ブーム再燃。
・いま偶然にも、マンションのエレベーターボタンのこれまで届かなかったゾーンに届くようになったよろこびが爆発している時期なので、「高いところにあるスイッチ」を自分で押すことへの関心が高め。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・変化なし。台を置いておけば、自分でやる。

 

3)トイレのドアノブが自力で開けにくいタイプなので、しばらくは様子見だが、もうすこし背が伸びたらできるかな?

→その後(3才10ヶ月時点):
・変化なし。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・相変わらず、自分でドアノブを開けるのは難しいらしいので、扉はしめてあるけど開けやすい状態、にしてある。
・一年前からの変化は、「トイレが終わったら扉を閉める習慣」を身につけてもらうことが学習ポイントになったので、トイレの扉が開けっ放しの状態にはなっていないこと。トイレが終わったら、本人に扉はしっかり閉めてもらうけれども、そのあと、わたしが軽く開けておいて、次のトイレで自分で開けられるようにしてある。
・ドアノブまわしは、いまも出来ないこともないけど、トイレに行きたい気持ちが高まっていると慌ててしまって落ち着いてできないので、扉をあける工程については、本人の身体的成長を待っている状態。
・そういえば、トイレに行く時についてきて欲しいのは、扉があけにくい、と思っているからかも。開けやすい状態にしてあるから必ず自分で問題なくあけられることを本人に伝えたら、ついてきて!が減るかも?

 

4)自宅では甘えたいらしく、脱衣を手伝うことが多いのだが、考えてみたら手伝って欲しいという明確な要請がある場合と、ない場合があるので、そこを見極めてから手を出すようにしたい

→その後(3才10ヶ月時点):
・いまは、おまるで排泄することは皆無なので、そもそも完全に脱衣することもなく、足元にクシュッとしている状態のため、自分でやる。
・たまに「手伝って」とリクエストされることがあり、その場合は手伝うが、あまりリクエストされない。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・99%自分でやる。たまにリクエストされるが、まあ許容範囲。

 

5)トイレットペーパーを切る技術の習得には、しばらく量稽古が必要っぽい

→その後(3才10ヶ月時点):
・だいぶ上手に出来るようになった。保育園で「トイレットベーパーは3回まわすのが適量で、少なくても多くてもダメ」という学習をしているらしく、「いーち、、、にーい、、、さーん、、、」と律儀に数えている。笑(保育園ネ申!)
・だがどうも、拭かずに済ませていることもあるっぽい。傾向としては、目の前の「トイレシール」に関心を持った場合に、その傾向があるような気がする。。。
・うんちはまだ自分では拭けないっぽいが、そういえば、私も意向を確認せずに手伝っていた気がするので、ちょっと自己完結を促してみたい。
(たが、、、大人トイレに補助便座を付けずに座っているので、後ろ側に手をまわして拭くとなると、重心が後ろに傾くこととなり、落ちるのではないだろうか?笑)

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・だいぶ上手に切れるようになったが、くしゃくしゃにするスタイルを身に着けているらしい。私としてはキレイに畳んで欲しいが、まあ細かいことは指摘しない。笑
・うんちも自分で拭けるようになった。手順を質問してみたら的確だったので、問題ないと思われる。身体的にも大きくなったので、昨年のような「バランスを崩すのでは?」という心配もない。
・ある意味、成長に伴う変化としては、トム&ジェリーのトイレットペーパーを使っており、絵柄の切れ目を気にする、という新しい関心が芽生えて若干面倒。笑 トムやジェリーのカラダを途中で分断するのがしのびないらしいのだが、そんなことを言っているとなかなか切れるポイントがないので、私がトイレットペーパーを切る&拭く、となるシーンも多い。まあ、かえって「トイレに大量の紙を流すと詰まってしまって、水があふれて大変なことになる」という学習機会になった、と好意的に捉えるとして(笑)、そろそろトイレトレーニング目的で本人の気を惹くアイテムを置いておかなくてもよさそうなので、白いトイレットペーパーにしようかな。イマココ

 

6)おまると大人トイレは気分次第なのだが、おまるでした場合の処理もおねがいしたいが、さすがにリスキーか?笑

→その後(3才10ヶ月時点):
・完全に大人トイレに移行完了。
・きっかけは、秋におまるをガッツリ洗った際に「もうこれ使わないでいいかな?」と聞いてみたら、「うん」と言ったので。
・踏み台に変形できるタイプだったので、上記と同時に大人トイレの足元に踏み台としてセット(それ以前は、大人トイレでする際は、抱っこして座らせていた)。
・その後、年末の大掃除で踏み台をガッツリ洗う際、踏み台がない状態で大人トイレに器用によじ登っている様子を見たので、本人に確認したところ「もう踏み台はいらない」ということで踏み台撤去。
・踏み台を、トイレの電気スイッチの下に設置。イマココ

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・変化なし

 

7)失敗した場合の処理工程も、可能な限り推進して欲しいので、食べ物をこぼした場合などに情報提供&機会提供中。雑巾を取りに行くまではクリアだが、過不足なく拭く、の練習中。あまり関心はないらしく、食い付きが悪い。笑

→その後(3才10ヶ月時点):
・ほとんど失敗しないが、たまの失敗時の処理工程には本人興味示さず。苦笑

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・変化なし。

 

【その他の変化など(3才10ヶ月時点)】
1)和式トイレ攻略
・和式トイレを使えるかどうかが次の課題、というアドバイスを先輩ママから聞いたので、公園やキャンプ場などで試してみたところ、問題なく使えたので、ホッと胸をなでおろしたのが秋。
・勝因は、使用していたおまるが、洋式トイレの便座に補助的に設置するタイプではなく、伝統的なおまるタイプにしたことかも?
・はじめて和式トイレを見たときに「おまるの大きいの、みたいな感じだよ。和式トイレ、って言うの」と説明したら、あっさり納得して、普通に使っていたので。厳密には「おまるは座る」で「和式トイレはしゃがむ」だが、足元にある便器をまたいで座る、という共通項で認識したために、「座る」と「しゃがむ」の違いはスルー出来たということか?というのが所見(娘氏の場合)。
・ちなみに、大人トイレの使用にあたっては、補助便座を使ったことはないが、まったく問題を感じなかった。雑感2にも詳述した通り、おまるの最大の特長である「可動式であること」は、本人のトイレトレーニングへの関心を維持・促進するためにもとても役立つので、もし和式トイレの練習にもなるならば、一石三鳥!投資の価値あり、かと思います(娘氏の場合)。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・変化なし。

 

2)おねしょ1回
・相変わらず、夜の就寝時も一貫して布パンツ。おねしょは、1回。
・風邪をひいて咳が出ていたので、枕元にお茶を置いておいたら、結構飲んだっぽく、それがおねしょの原因っぽいので、以来、寝る前にたっぷり飲むときは必ずトイレに行こうね、ということにしている。
・一度、(ベットで)お茶は飲みたいけどトイレには行きたくないと言ったので、「じゃあ紙パンツで寝る?」と言ったら、「あかちゃんみたいだからいやだ!」と号泣されたので、おそらく完全におむつは卒業した様子。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・一度、キャンプで寝袋の中におもらししたことが。爆笑 たくさん火遊びをした晩だったので、「火遊びをするとおもらしをする」という言い伝えが一瞬脳裏をかすめるなど。笑 したがって、2年間でおねしょは通算2回。どうも、時間的に持つタイプらしく(個体差が大きいみたいですね)、そういった身体的特長に助けられ、親としてはとてもラクでした。
・帰宅後に寝袋を洗うのは、ちゃんと手伝ってもらいました!本人も大事にしているmy寝袋なんで、特に動機づけなくてもやってくれた感じ。

 

3)おもらし、たまに
・ほとんど失敗しないが、たまにする、という感じ。久々に昨日おもらししたが、前回のおもらしがいつだったか忘れるくらいの頻度。
・いずれにしても、トイレまでは到着していて脱衣が間に合わなかったパターンだけになってきているので、基本的には減っていくものと思われる。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・変化なし。家では全く失敗しなくなったが、たまに保育園から「おみやげ(おもらしで濡れた衣類たち)」を持ち帰る。
・この手の失敗は、いまのうちにたくさんしておいた方がいいと思うので、見守り中。

 

4)トイレに行くのがめんどくさい、という感覚の発症。苦笑
・寒いせいもあってか、トイレに行くのをめんどうだと感じていることがありありと分かる。苦笑
・トイレをがまんすると病気になるよ、ということをインプット中。

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・そんなに、めんどくさがっている姿は見なくなったように思う。。。

 

5)身体性の拡張としての他者
・成長に伴って感じることのひとつに、自分が(まだ)出来ないことに対して本人が自覚的で、手段として他者(主に親)に依頼することで自分の目的を達成する、というプロセスについても、本人が自覚的だな、と思うことがある。召使いとも違う、機能の拝借という感じ。
・でも、自分の排泄を親に変わってもらうことは出来ない、ということを本人が理解していることが分かり、おもしろいなと思った。自分の身体性の拡張として親(の機能)を使うにしても、拡張できない部分があるのだということを、ちゃんと分かっている。ふとした会話で、「おしっこはママが代わりにしてあげられないもんね」と話したら、本人がケタケタと笑って、とても愉快そうに笑っていたので、排泄の代行を「おかしな話」として理解しているのだな、、、と思って、関心した次第。笑

 

→その後(4才10ヶ月時点):
・最近、トイレ関係に限らず、横暴に親の助けを借りようとするシーンが見られるようになった。笑 これも成長として見守りつつも、絶賛警告指導中。
・シンデレラのDVDを観まくっている時期だったので「ママは娘ちゃんの召し使いじゃないよ」という言い方をしてみたが、ピンとこなかったらしく、アプローチを変えて「○○したいのはママじゃない。娘ちゃんが○○したいんでしょ?それなのに、そのお願いの仕方はないんじゃない?」と言ってみたら、これがハマった。一瞬「あ、そっか!」という顔をしたので、納得できたらしく、以来、類似ケースはこのアプローチで推進中。本人的に肚落ちしている(っぽい)ので、「横暴な依頼」の発生頻度自体は減っているように思う。イマココ