◎はだいろ

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Facebookでこの記事(上のリンク)が流れてきて、とても共感した。

 

というのも、つい先日のこと、自画像を描いていた娘氏(年中)が、途中まで描き進められた画用紙の上に自分の腕を照らして、ものすごく真剣な眼差しで首をかしげていた。

 

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(左が年少のとき、右が今回)


あまりに真剣なので、どうしたの?と声をかけると、「うすだいだい(以前ははだいろと言われていた色)と、娘ちゃんのはだの色は、全然ちがうよ」と言った。それで、腕への光の当て方を変えながら観察していたのだな、とわかった。


「そうかあ、よく気付いたね」と言いつつ、うすだいだいと名前を変えても、はだいろとしての認識を持つんだなあと思いつつ、わたしはその場を去った。本人はこの発見を、ポジティブにもネガティヴにも捉えておらず、ニュートラルな不思議の発見のひとつ、という体験のよう。


夕食後に、娘氏がそんな観察をしていたことを夫氏に伝えていると、娘氏がすっきりした顔で「あのね、うすだいだいに、すこーしだけ茶色の絵の具を混ぜたらいいんだよ」と言った。娘氏なりの観察と考察は終わったらしい。


うすだいだいと名前を変えたことには、一定の意味があると思う。でも、それだけじゃなくて、こういう下着ブランドのような選択肢が提示されることの意味は大きいなと思う。