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◎みているひとは、しらべるひと。

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 (愛読書をトレーシングペーパーでなぞる遊び)

 

娘氏(年中)はNHKダーウィンが来た!」が好きで、たびたび観たがるので録画している。で、「ダーウィン」を観た日は、必ず「ダーウィンごっこ」をやるのが恒例で、夫婦に何かしらの配役が与えられる、という展開に。まあ、配役に関する拒否権および交渉権はあるが、ごっこに参加しない、という選択肢が認められることは、ほとんどない。笑

 

先日、ヒョウの親子がテーマだった日もご多分に漏れず、ヒョウ役はもちろん娘氏で、獲物役と天敵役が夫氏。私に与えられた役どころは、驚きの「みているひと」だった。笑 実はこのとき直感的に、娘氏の言う「みているひと」は、視聴者的なものではなく、番組内に登場する研究者のことではないか?と思ったのだが、すでに娘氏はヒョウになりきっていたので、質問するのはやめて、私は「みているひと」の役作りを勝手に進めることにしたのだが、特に娘氏も不満はなかったようで演技指導は入らなかった。笑

 

で、数日後。寝る前の絵本を選んだところ、絵本3冊+愛読書(絵でわかる馬の本)という構成。愛読書はもう数え切れないほど読んでいて、私でさえ、章立ても内容もほとんど頭に入っているような状態なのだが、この日「獣医さん」のページを読んでいるときに、ふと「動物のお医者さんになりたい?」と聞いてみた。最近、愛読書のリクエスト頻度があがっているので、なんとなーーーく。

 

すると、ニッコリしながら首を振る。ニッコリしているということは、なにか代案があるのだろうか?と思って聞いてみると、「どうぶつのけんきゅうしゃになる」と言った。ほう。娘氏が、将来の職業的なコメントをしたのはこれが初めてのことなので、おもしろいなと思って、ちょっといろいろ聞いてみることに。

 

娘氏:どうぶつのけんきゅうしゃになる!

 

わたし:へえ!たのしそうだね!研究者って、ダーウィンでずっと動物を観察していた人のこと?

 

娘氏:そう!

 

わたし:(やっぱり「みているひと」は研究者のことだったんだ!)そっかー。パパはね、大学院のときに、虫の研究してたんだよ。

 

娘氏:えっ???それは、ほんとうのこと???

 

わたし:(すっげー食いつきwww)うん、ほんと。明日、パパに確かめてみたら?

 

娘氏:うん、きいてくる!!ママもきて!!いっしょにきこう!!(と寝室を飛び出す)

 

わたし:(あ、いまなんだwww)う、うん。。。


というわけで、夫氏から「虫の研究をしていたのは本当」という言質を取って、「わたしは、おうまさんのけんきゅうをするの」と伝え、とりあえずは満足したらしく寝室に戻った。爆笑 なにげに「どうぶつのけんきゅうしゃ」から「おうまさんのけんきゅうしゃ」に変わってたけど、まあそこはスルーして、さらに質問してみることに。

 

わたし:ねえ、娘ちゃん。研究って、どんなことするんだろうね。

 

娘氏:しらべるんだよ、いろいろ。かんさつしたりとかして。

 

わたし:ふーん。たのしそうだね。ねえ、こないだダーウィンごっこしたときさ、ママは「みているひと」だったでしょう?あれは、ダーウィンにも出ていた、ヒョウを研究してたおじさんのこと?

 

娘氏:そうだよ。ねえ、うまのほん、よんで!!!


という展開で、話題終了。笑 やっぱり「みているひと」は研究者のことだったんだ。真っ暗闇の現場でプロのカメラマン並みのごっつい望遠カメラを使いこなして、取材にもこたえていたおじさん。厳しい乾季に見舞われた年、例年以上に餌がなく、その結果として、ヒョウのこどもがナマズを食糧に出来ることを発見して、種として持ち合わせている水への恐怖を克服しながら、ナマズの狩りの仕方を開発していく姿を捉えたのは、大発見だったらしい。それはヒョウのこどもの好奇心によって成し得たことで、最初にナマズを発見した母ヒョウには出来なかったこと、と解説していた。「ダーウィンが来た!」には、かならずテーマとなる動物の研究者が登場するのだが、そういった演出によって、娘氏は「研究者」の存在を知り、自分なりに理解したのだと思うと、改めていい番組だと思う。

 

それで、思い出したことがある。数日前のこと、娘氏が「ちょっと歯が痛い」と言い出した。確認してみると、下の歯がすこーーーしグラグラし始めているような感じ。保育園の年中クラスのお友達に、もう乳歯が3本も抜けた子がいる(!)こともあってか、娘氏が歯が抜けることへのあこがれを持っているらしいことは、わかっていた。

 

娘氏に、もしかしたら歯が抜ける準備が始まったのかも?と伝えると、めっちゃ嬉しそうな顔で笑う。それが、私の想像以上にめいっぱいの笑顔だったので、とても印象に残った。私自身のこども時代は、そんなに歯が抜けるのが嬉しかった記憶はなくて、むしろなんとなく痛いし嫌だったような気がするのだが、わかりやすい成長実感を得られるのが嬉しい、みたいなことなのかな?と思って聞いてみると、娘氏のリアクションが想定外すぎた。笑


わたし:歯が抜けるって、お姉さんになるみたいな感じがして、うれしいの?

 

娘氏:ちがうよ(キッパリ!) はがぬけるって、どんなかんじなのか、かんさつできるでしょ。それが、ちょーーーたのしみーーー!!!(満面の笑み)

 

わたし:あ、そうだったんだ。それは、たのしみだね(・・・ナナメ上すぎて想定外w)


というわけで、娘氏が、はじめて将来の夢っぽいことを口にしたのは「馬(動物?)の研究者」でした。ごっこ遊びの「みているひと」が「研究者」のことで、「おうまさんの研究者になりたい」と言い、乳歯が抜けるのが超楽しみなのは「歯が抜ける様子を観察できるから」と言う。これだけリンクすると、娘氏はほんとに研究者に向いてるのかもしれない、と思う。


追記:
歯が抜けることへの娘氏のワクワクについて、夫氏に共有。私が「成長実感じゃないらしいよ、なんだと思う?」といったら、こともなげに「歯が抜ける様子とか、観察したいんじゃない?」という夫氏。「え、乳歯の生えかわりへの反応として、それって一般的なの?」と返したところ「少なくとも、2/3だね」といわれ、アウェイ感を噛み締めるw