◎ドロくさくも贅沢な産後 〜みんなで支える産褥期〜
産後のリアルが詰まっていて、タイムカプセルみたいに当時を蘇らせてくれる。そして、これは本当に広くひろがって欲しい産後の過ごし方だなあ、と改めて思う。
我が家の産褥ヘルプは20人ほどの友人たちに助けられた。その情報共有ツールとしてGoogleドキュメントをフル活用したのだ。
退院の翌日から、友人たちがおにぎりや惣菜を差し入れつつ(ケーキではなく!)、家事育児をサポートしてくれた。お祝いがてら、産後のヘルプに駆けつけてくれたのだ。ありがたくて、ありがたくて、いま改めてお礼が言いたいくらいの気持ち。
もちろん、夫も大活躍してくれたことは言うまでもなく(家事育児の分担はもちろん、友人20人との連絡のハブになるのも産褥婦ではなく夫の役割!)、義理母、実母の力も借りた。その上、たくさんの信頼できる友人に支えてもらったことは、本当に極上の体験で、孤独な密室育児とは対極にあった。産後ウツとは無縁。
正直、退院して、実際にこどもとの生活が始まるまでは、何を頼めばいいのか分からなかった。産前にヘルプの体制は整えたものの、自分が何に困るのか、どこに助けが必要なのか、イメージがつかない。どの程度タイヘンなのか検討がつかないから、自分たちで何とかなるんじゃないかとも思えてくる。
でも、マドレボニータのマコさんの教えを愚直に信じて、夫ともよく相談して、タカをくくらず、産前にできる限りの準備をしておいた。
結果、産後に助けて欲しいことは山盛りだった。でも、この現実に気付いてからでは遅い。信頼できるサポーターを探すことに労を惜しまず、頭を下げてお願いし、信頼してお任せし、頭を下げてお礼をする。産後に、この一連の体制づくりをする余裕は1ミリもありませんっ!!
産後のリアルが詰まった我が家のGoogleドキュメント、友人が妊娠したら見せてあげたいと思う。そして、孤独とは対極の、ドロくさくも贅沢な産後を、ひとりでも多くの産婦&そのパートナーに味わって欲しいな。
(まさに生後間もなくのたお。多くの先輩オカンに沐浴してもらいました。おくるみも肌着も用意してたのが全然足りなくて、産後ヘルプのついでにおふるを持ってきてもらい、ありがたく譲り受けた一品。あれからおよそ2年。こんなに大きくなりましたyo!)